NHK鹿児島県のニュース　鹿児島放送局

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脱原発訴える集会

鹿児島市では東京電力・福島第一原子力発電所の事故を受けて脱原発を訴える集会が開かれました。この集会は原発に反対する県内のグループが自然エネルギーへの転換を図り原発に頼らない社会をめざそうと開きました。
ＪＲ鹿児島中央駅前の広場では、グループの橋爪健郎代表が「原発は人間の社会に合わないもので、新しい時代には人間に害のない自然エネルギーに替えていくべきです」とあいさつしました。
そして、川内原発の１号機と２号機を廃炉にし３号機の増設計画を中止すること、それに再生可能な自然エネルギーに移行していくことを盛り込んだ宣言文を採択しました。
集会のあと参加した人たちは横断幕やのぼりを掲げて「さよなら原発」とか「川内原発の増設中止」などとシュプレヒコールをあげながら繁華街を練り歩き買い物客らに脱原発を訴えていました。
放射能をおそれて子どもとともに神奈川県から移り住んできた女性は「もっと多くの人に原発の危険性について知って欲しい」と話していました。
日置市の男性は「川内原発から３０キロ圏内に住んでいるので、ひと事ではない思いです」と話していました。
イベントを主催したグループの向原祥隆事務局長は「原発に頼らない暮らしを考える機会にしてほしい」と話していました。

03月11日　19時41分

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