NHK広島県のニュース　広島放送局

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“脱原発”を訴えるパレード

広島市では１１日、東日本大震災による事故で大規模な放射能汚染を引き起こした原子力発電所をなくそうと訴えるパレードや集会が、福島から避難している人や、被爆者も参加して行われました。
このうち広島市の原爆ドームの前には市民などおよそ３００人が集まり、全員で原爆ドームを背にして並び「原発はハイロ！」と書かれた紙を両手に掲げて原子力発電所の廃止を訴えました。
続いてパレードに出発した参加者の中には、福島県から避難している人もいて「原発再稼働反対」とか「原発はいらない」などとシュプレヒコールをあげていました。また、広島市中心部の公園では広島県被団協理事長の坪井直さんらの呼びかけで脱原発を求める集会が開かれ、およそ２０００人が参加しました。
集会では家族を福島市から妻の実家がある広島市に避難させ、自身は仕事を続けるため福島にとどまっている等々力隆広さんが挨拶し、「１年たちましたが震災は今なお現在進行中です。津波は海に戻っても放射能という陸を行く津波は今も押し寄せています」と福島の現状を訴えていました。
集会に参加した福島から避難している３７歳の女性は「遠く離れていても同じ被爆地である広島から脱原発の声をあげることが大事だと思います」と話していました。

03月11日　19時19分

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