東日本大震災から1年 各地の表情 |
宮城の高校生を招いたコンサート |
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東日本大震災から1年となる11日、追悼の祈りと復興への願いをこめた催しが、近畿の各地で開かれました。
阪神淡路大震災の被災地、神戸で開かれたコンサートには宮城県仙台三桜高校の2年生33人が招待され、ガレキに咲く花に希望を見つける「スイセンの詩」などを歌いました。
【仙台三桜高・柿沼望咲さん】「被災地は希望に向かってがんばってるんだという気持ちを伝えようと思って来ました」
【「スイセンの詩」を作曲した仙台三桜高・内藤淳一先生】「春を一番に告げる幸せの花、スイセンに想いをこめた」
午後2時46分、会場全体で「黙祷を捧げ、最後に、被災地の復興を願って「しあわせ運べるように」を合唱しました。
滋賀県高島市では、東北に向けて「自分の力で行けるようになったら助けに行きます」などのメッセージを書いた風船を飛ばしました。
兵庫県伊丹市では、阪神淡路大震災以来、17年間使い続けているロウソクに、追悼の祈りをこめて火が灯されました。
【参加した男性】「今度は、僕たちができることは何かを考える」
また、兵庫県姫路市では地元の東北人会が復興支援への感謝を込めて東北名物「芋煮」の炊き出しを行いました。
故郷のためになにかできることはないかと探し続けてきたメンバーたち。
訪れた人たちに末永い支援を呼びかけていました。
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2012/03/11 18:10
更新) |
第一回京都マラソン |
15000人が古都を走り抜ける |
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京都で初めてとなる大規模な市民マラソン「京都マラソン」が開催され、東日本大震災の被災者を含むおよそ1万5000人が古都を走り抜けました。
初開催の「京都マラソン」、ランナーたちは震災の被害者に黙とうを捧げ、西京極総合運動公園で42.195キロのスタートを切りました。
大会には全国からおよそ1万5000人が集まり、世界遺産「仁和寺」など京都ならではの観光地を横目に都大路を走り抜けました。
また被災地からもおよそ70人が参加しました。
【福島県からの参加者】「福島頑張れと言って頂いてありがたい。パワーを貰った」
ランナーの参加費からは合わせておよそ1400万円が義援金として被災地に寄付されるということです。
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2012/03/11 18:10
更新) |
津波で流されてきた漁船 岩手の遺族へ |
兵庫県香美町 |
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東日本大震災の津波で岩手県大槌町から流され、去年末に兵庫県香美町で見つかった漁船が、ボランティアの手で大槌町に届けられることになりました。
漁船は、去年の大晦日に香美町の沖で見つかった「第三長栄丸」で、東日本大震災の津波で亡くなった岩手県大槌町の野崎長一さんが所有していました。
野崎さんの遺族が引き取りを希望する中、地元の建設会社の社長らが無償で届けることを申し出て、震災発生から一年の11日、漁船は、岩手に向けて出発しました。
【岩手まで漁船を届ける仲村正彦さん】
「(野崎さんの遺族は)辛い思いをされてますので、何とか無事に届けたいなという思いだけです」
漁船は、1250キロ離れた岩手県大槌町に、12日に到着する予定です。
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2012/03/11 18:10
更新) |
津波避難訓練 |
和歌山市紀三井寺地区 |
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東海・東南海・南海地震の発生が予測されている和歌山市では、津波を想定した避難訓練が行われました。
和歌山市南部の紀三井寺地区などの住民約600人が参加した訓練は、津波災害の教訓を生かすため東日本大震災発生の日に合わせて行われました。
震度6弱の地震が起きて大津波警報が出たという想定のもと、住民たちは、約40メートルの高台にある避難所に向け、約30分かけて坂道を登りました。
【訓練に参加した住民】「今までは何もせんかったんやけど、(東日本大震災の後は)リュックサックに何か入れようかなとか」避難所では救命訓練も行われ、住民は、心臓マッサージの方法なども学んでいました。
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2012/03/11 18:06
更新) |
原発廃止を訴える |
京都府舞鶴市 |
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福井県の原子力発電所に近い京都府舞鶴市では、市民らが原発の廃止を訴える集会とデモ行進を行いました。
集会とデモ行進は1年前の福島第1原発の事故を受け、原発に反対する労働組合や市民団体などが主催したもので、およそ1200人の市民や学生らが参加し原発の廃止を訴えました。
舞鶴市はほぼ全域が福井県の高浜原発から30キロ圏内に入っています。
そのため参加者たちは福井の原発で事故が起きた際の農業や子育てへの影響について懸念する声をあげていました。
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2012/03/11 18:07
更新) |
伊丹 美容室女性殺害 男を逮捕 |
10日、兵庫県伊丹市の美容室で経営者の女性が殺害された事件で、警察は無職の28歳の男を逮捕しました。
殺人の疑いで逮捕されたのは、兵庫県尼崎市に住む無職の28歳の男です。
この事件は10日午後5時過ぎ、伊丹市にある美容室で、経営者の小林直子さん(75)が左胸を2ヵ所包丁で刺され殺害されたものです。
小林さんは女性客と2人でいたところを店に入ってきた男に刺されました。
【美容室の常連客】
「気さくな良い方です。もめごとがあるような人じゃない」
警察は事件の約3時間後、現場から800メートルほど離れた路上で逃げた男が歩いているのを発見し、身柄を確保しました。
調べに対し男は「美容室で女性を刺しました」と容疑を認めています。
警察によりますと、男は薬物性の精神疾患で、事件の2日前に病院を退院していて、「1年前に美容室で髪を染めようとしたら断られた」と話しているということです。
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2012/03/11 12:27
更新) |