2012年3月10日
勤務先の小学校で女児5人に性的暴行を加えたとして、強姦(ごうかん)と強制わいせつの罪に問われた元臨時講師の斎藤智由(ともよし)被告(32)に対し、京都地裁の宮崎英一裁判長は9日、懲役20年(求刑懲役30年)の判決を言い渡した。「立場を悪用して卑劣極まりない。女児らの苦痛は計り知れない」と述べた。
判決によると、斎藤被告は2010年2月〜昨年1月、京都府内の小学校で担任学級の女児4人に計14回にわたりわいせつ行為をしたほか、別の小学校でも女児1人に12回乱暴するなどした。昼休みに女児だけを教室に残したり、図工室に呼び出したりして犯行に及び、親には言わないよう口止めしていた。