国際中国検察が腐敗官僚4万4千人を立件 11年活動報告2012.3.11 18:57

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中国検察が腐敗官僚4万4千人を立件 11年活動報告

2012.3.11 18:57
全人代で活動報告する中国最高人民検察院の曹建明検察長=11日、北京の人民大会堂(共同)

全人代で活動報告する中国最高人民検察院の曹建明検察長=11日、北京の人民大会堂(共同)

 中国最高人民検察院(最高検)の曹建明検察長(検事総長)は11日、北京で開会中の全国人民代表大会で、昨年1年間に横領や贈収賄で立件された公務員が、前年比1%増の4万4506人に上ったとする活動報告を行った。このうち局長級が198人おり、依然として深刻な官僚腐敗の現状を裏付けた。

 報告によると、昨年、密輸や違法な資金集め、相場操縦といった経済犯罪で起訴された人数が前年比8.1%増の5万4891人に上った。曹氏は「経済犯罪の取り締まりを強化し、良好な市場経済秩序を維持する」と表明した。

 さらに昨年は「食の安全」に関わる犯罪の摘発も相次ぎ、有害な食品の製造や販売に関わったとして1562人が起訴された。

 最高人民法院(最高裁)の王勝俊院長も11日、活動報告を行い「ごく少数の裁判官が賄賂を受け取り、不正を働いている」と指摘した。(共同)

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