ジェーシー・コムサの前身、ジェーアンドシーカンパニーが設立されたのは1964年。東京オリンピックが開催され国際化ムードに沸く中、大河原の父、日本ペプシコーラ創業者でもある比嘉悦雄が米国より冷凍ピザを輸入し、販売したのが最初である。1966年、大河原は父から経営を任され専務として会社に入社し、1979年、正式に社長に就任。その後、ジェーシー・フーズに商号を改め、店頭公開を果たす。2003年コムサネットと合併しジェーシー・コムサとなる。経営者一家に生まれ育ち、父の仕事話に感銘を受けた少女時代。ピザ市場開拓の大きなきっかけとなった、ある人物との出会い。周りの反対を押し切り新事業に挑んだ若き日。日本にピザを広めるため、ピザ市場を一から築き上げた業界のパイオニア、大河原愛子の経営哲学と原点に迫る。 |