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放射能に対する“温度差”

2012年03月11日
ノンセクション

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【3・11東日本大震災から1年】郡山コミュニティ放送でパーソナリティーとして音楽番組を持っていた日塔マキさん(28)も昨年12月、千葉県船橋市に自主避難した。このほど就職が決まり、「peach heart」の活動も続けている。
 放射能に対する“温度差”に、日塔さんも心を痛めてきた。避難後、最初に勤めた会社でも周囲の空気になじめず退社した。
 被ばくへの不安を語り合うにしても、まずは話が通じる相手かどうかを探る。「婚約破棄」「福島の女性と県外の男性の結婚披露宴に、男性側の親族が一人も出席しなかった」。そんな話も耳にする。
 自身は、郡山で仕事を続けているボーイフレンド(31)のことが気がかり。
「カレを外に出したい。被ばく量を減らしてほしい」と願うものの、避難は実現しない。考え方の違いから、関係が微妙になっているという。
 カップルも引き裂きかねない放射能。東電はこうした現状を深刻に受け止めているのか。

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