静嘉堂曜変天目
昨日の話の続き.
静嘉堂文庫とその付属美術館.三菱の岩崎家が集めた世界の至宝がてんこもりに集まっているところです.
幅広い湿地帯を通り過ぎ,今度は急な坂を上がります.ここに面白いものがあります.もっとも,これを面白いと思う人は少数でしょう.
これなのです.この石垣,いつ来ても水が湧いているのです.そのため周囲の植生も独特です.
あまりにマニアック方面に行ってしまいましたが,ごめんなさい.気を取り直して静嘉堂文庫へ,です.このスクラッチタイルの建物が静嘉堂文庫.国文学のプロである妻は何回かこの中に入れていただいて文献を閲覧したことがあるとのこと.
その文庫が収蔵する重要美術品・重要文化財・そして国宝(!)を展覧会で公開するのが,ここ静嘉堂文庫美術館.入館料¥800が高いかどうかは,展示品の価値をどう見るかによって変わるでしょう.あがたしにとっては,勿論惜しくない金額です. それに,かなり個人的な理由で(つまり,妻と出会うきっかけがこの美術館だったということ)思い入れがありますしね.
そういえば,わき水調査の寄り道でこの美術館に行ったら,入口で調査用具の柄杓を取り上げられたことがあったなぁ.たしかにあの格好は美術館に入るにはあまりにアヤシすぎたのかもしれません.
さて,展覧会の演目はこれ.国宝・曜変天目と付藻茄子.あの国宝,稲葉天目は,今回は室内の蛍光灯照明下でした.外光での展示とは,やはり光沢が違いますね.どちらも好みといえば好みですが.
他の展示も実は見たことがあるものが多いのですが,それでも目新しいものがあって楽しかったです.
静嘉堂文庫の,いわば裏口.実はここのほうが二子玉川からバスで来たときに入りやすいのです(これはずっと以前に書きました→参考).今回の旅のパート2は,ここから始まります.
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