岩手県内では今も1200人を超える人の行方が分かっておらず、震災から1年となる11日も警察と海上保安部が沿岸部で捜索を行っています。
岩手県内では警察と海上保安部が9日から沿岸部で、延べ1150人態勢で行方が分からない人たちの捜索を集中的に行っています。
このうち岩手県内で最も多い479人の行方が分かっていない大槌町では、震災から1年となる11日、津波で大きな被害を受けた町役場の周辺で捜索が行われています。
警察官はまだ捜索が行われていなかった水路の中に入って、バケツで土砂を取り除くなどして手がかりがないか捜索していました。
警察によりますと、岩手県内では10日現在で、1249人の行方が分かっていません。
釜石警察署大槌交番の鬼柳宜典警部は「1年たっても多くの方の行方が分かっておらず、少しでも手がかりになるものを見つけて、家族の皆さんにお返ししたいと思います」と話していました。
今回の集中捜索は11日までですが、警察と海上保安部は今後も捜索を続けることにしています。
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