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U3Wは、100%「上杉隆」を体現するメディアである。
U3Wは、あらゆる勢力から独立するために、広告を取らず、寄付も募らず、会員の購読料のみでの運営に挑戦する。
U3Wは、通信を中心とした新しいメディアシステムの運用を確認しながら、より自由な言論空間構築のための第一歩として立ち上がる新メディアである。

確かにU3Wは規模やコンテンツからして、マイクロメディアと位置づけることができよう。だが、それは、次に控えるミドルメディア構築のためのパイロット版として登場した極めて重要な実験の場でもあるのだ。

日本の言論空間は、記者クラブという世界に類をみない「カルテル」のおかげで、新聞やテレビなどのマスメディアとTwitterやYouTubeなどのマイクロメディアに極度に二分化されている。なかんずく「3・11」以降、その傾向は顕著である。

ミドルメディアの登場は、その二つの勢力の橋渡し役となり、断絶された言論空間の穴を埋める役割を果たすはずだ。U3Wはその先陣を切るメディアであり、パイロット役を担う。

一方で、NO BORDERは個のメディアではない。参加するジャーナリストのすべてがフラットに関係し、日本初の本格的なジャーナリズムを提供する新しいタイプのミドルメディアとなるであろう。

NO BORDERのモデルは海外ではすでに存在している。米国のPROPUBLICAはその優位のプロトタイプといえる。
NO BORDERは、PROPUBLICAと同じように、内外のジャーナリストによる質の高い記事や映像の提供によって公益性の高い報道を維持するだろう。
その結果、日本では初となるマスとマイクロの間を埋め、隔絶された言論空間の融合を促すミドルメディアとなるはずだ。

NO BORDERは、まもなく、参画するジャーナリストを募集し、準備チームを立ち上げ、2012年度中の正式発足を目指す。海外、マスメディア、そして独立系を含むすべてのジャーナリストに協力を求めたい。

プロフェッショナルな集団の作るミドルメディアNO BORDERは、日本の言論空間の健全化に大きく寄与するはずだ。

誰もが自分の意志で自由に取材し、自らの価値観でもって報道する。その第一歩がU3Wであり、その目標がNO BORDERである。ミドルメディアの存在は歪んだ言論空間を変え、日本に初めての本格的なジャーナリズムをもたらすに違いない。

上杉 隆(うえすぎ たかし)

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株式会社NO BORDER代表取締役。
社団法人自由報道協会代表。
元ジャーナリスト。
1968年福岡県生まれ。都留文科大学卒業。テレビ局・衆議院公設秘書・「ニューヨークタイムズ」東京支局取材記者などを経て、フリージャーナリストに。政治・メディア・ゴルフなどをテーマに活躍。主な著書に「ジャーナリズム崩壊」「記者クラブ崩壊」「暴走検察」「小泉の勝利メディアの敗北」等多数。
公式サイト:http://uesugitakashi.com/ Twitter:@uesugitakashi





株式会社 NO BORDER

 設立:平成24年2月8日
 資本金:250万円
 代表取締役:上杉 隆