岩手出身同士の佐藤＆八重樫が“ガチンコ”スパー！世界ベルトを被災地に…

　世界奪取で被災地を勇気づける。３月２７日、後楽園ホールでＷＢＣ世界スーパーフライ級王座に挑戦する同級３位・佐藤洋太（協栄）が１０日、同郷・岩手の先輩でＷＢＡ世界ミニマム級王者の八重樫東（２９）＝大橋＝と６回目のスパーリングを行った。佐藤陣営の要望で、今回は“ガチンコモード”。両者が実戦さながらの激しい戦いを見せた。

　東日本大震災から１年を翌日に控えたこの日。佐藤は、１８歳のころに仙台で勤務していた居酒屋の店長から久々に「お前ががんばっているのは誇りだ」とのメールが届いたことを明かし、「自分は東北の人間なんだなと自覚した」と話した。

　「自分にできるのは試合に勝つこと」と、八重樫に続く岩手２本目の世界ベルトを被災地に届けることを誓い、八重樫も「取ってもらって、勢いをつけてほしい」とエールを送った。試合当日には岩手から５０人以上が応援に駆けつける予定。岩手の絆、みちのく魂で頂点をつかむ。

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