コトの発端はこちら
Twitterで@SpiritualDrという「東電の家族は関西に避難、都内のアイソトープ専門医も家族を関西に避難させてる」等の面白ツイートを連発している御仁がいたので、久しぶりに槍を持って突撃をしてみたところ、本人が医師を自称しているにも関わらずちょっとエビデンスに辿り着けなかったのでピックアップなど。
拡散
コピペとはいえRSSリーダーのbotにもご挨拶
paper.liと組み合わせただけのbotにもご挨拶。好感度UP
だからそれRSSリーダー。
それを言っちゃあ、おしまいよ。
で、流し読みしているだけのあなたのためにここで少し説明をはさむと、
(こまかいツイートはさておき)件のブログの趣旨をよく読むと「おまえはニセ医者だ」とは言ってなくて公式に存在する「医者の存在を確認するためのシステム」の検索にヒットしない≒医師免許の存在が確認できないよという趣旨なのがポイントです。
この検索システムの運用が少々雑であるのも織り込み済みでしょう。
そもそも@kirikさんは、いろいろありますがたとえば日本興業銀行の頭取と数年越しの壮大なバトルを繰り広げ、しまいには相手はお縄になった挙句敗戦処理の人が謝りに来たのち日本史上初のペイオフ発動だったんだぜみたいなことになってましたそういえば。簡単に言うと海千山千です。おまけに奥様は医師だったりします。
が、そんなことまで調べることはしなかったようです。無理ですよねうん。
パクっ!
よっしゃ、(検索とは違う意味で)ヒット!
システムに登録しなおすのももちろんですが、お手元の医師免許証をデジカメで撮ってみるとかいいかもしれませんね。
医師免許証なんて氏名と登録番号くらいしか書いてないし、ご本名で活動なさってるようですし。
謝罪して登録しなおす、で思い出したのですが、たしかゴシップ誌にさされてしまった西川史子さんがそのパターンだったはずです。
西川史子 医師検索 - Google 検索
さて、ここからが今回の本題です。前置き長っ。
医師等資格確認検索でたとえば「西川 史子」で検索してみましょう。名前、登録年が出ます。(番号とあるのはヒット件数にすぎません。)
それだけです。それでどんだけ意味あるんでしょうか。
弁護士情報検索と比べると明らかに見劣りします。まあ司法のみなさんはケンカ上等(ただし大人の)なので名前と所属は個人情報だからなんてナイーブなこと言わないか。
それに、医師検索システムの検索結果をよーく見ると、氏名が画像で出るようになってます。
このシステムの稼動が2007年で個人情報保護法の成立がその数年前というあたりがこういう仕様にからんでいるのでしょう。
それにしても、フルネームの姓名が検索キーとして必須なのに、検索結果表示の姓名を画像で出して何の意味があるんでしょうか。素朴な画面にこめられた仕様は深いです。
以上です。そんだけかよ。でももう眠いんだ。
追記
人名が画像で出るのは、常用漢字と違って人名漢字は通常のPCではうまく表示できない可能性も高いためだ、と気づきました。医師免許証に記載する姓名は戸籍の姓名そのままであることが必須なのではないかと。
しかし、だとすると、この検索システムのDB、数万種類の画像をあらかじめ用意して医師一人一人の情報とひもづけしているんだなあ。いやあ、めんどくさそうな仕様。