「例」を書くときは example.com を使いましょう
ちょっと前の記事だが
宮城県と熊本県の電子申請ユーザが誤って実在する第三者プロキシを設定するおそれ (高木浩光@自宅の日記 2005/7)というのがあった。ソフトウェアの設定方法の説明に「プロキシは例えばproxy.server.co.jpのように設定しましょう」と書かれているがそれは実在するホストなのでほんとにそう設定してしまうとセキュリティ上問題ありまくりというお話。実際、ITリテラシの低い人はやってしまいかねないだろう。
昔の話だが、メールの自動送信モジュールを書いていた筆者の後輩が「すいません、やっちゃいました」と言うので「なにごと?」と聞いたら、テストのために taro@yamada.com というアドレスに送ってエラーメールが返ってくることを確認しようとしたら、それは実在するメールアドレスなのでホントに送れてしまったみたい、とのこと。笑った。
さて、「例示」のためのドメインはちゃんと用意されている。
- example.com
- example.net
- example.org
ちなみに example.jp などの日本のドメインもいくつかが「予約」状態になっている。RFC化されているわけではないが、それにならってのことだろう。
コメント
RFCにならってのことだとは思いますが、JPRSの登録等に関する登録規則および技術細則にあります。
http://jprs.jp/info/document.html
Posted by nkmr at 2005年8月24日
コメントする
(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)