日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱北の湖)が10日、大関把瑠都(27)=尾上=の横綱昇進ノルマを13勝に設定した。大阪府立体育館での土俵祭に出席した北の湖理事長は「(横綱は)平均して13勝くらいを考えないといけない」と語り、13勝以上の優勝もしくは準ずる成績が必要との見解を示した。
2場所連続で優勝した場合でも、低レベルでの優勝では横審に諮問しない考えだ。北の湖理事長は「成績も重みも重視しなくてはいけない。内容があっての重み。内容がバラバラでは難しい。15日間通して内容がついてこなければいけない」とした。把瑠都は、13勝以上を幕内でまだ2場所しか経験していないが「大阪の雰囲気は好きです。気合を入れて頑張ります」と前向き。気が抜けない15日間になる。(岸本隆)