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【プロ野球】

キヨシ首位だぜ 「勝ちグセっていいねぇ」

2012年3月11日 紙面から

西武−DeNA 古巣・西武相手に本塁打を放った後藤(左)をたたえる中畑監督=西武ドームで

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◇DeNA 3−1 西武

 初の単独首位だぜ!! 中畑DeNAが、てっぺんに立った。西武を3−1で下し、オープン戦は5勝1敗(勝率8割3分3厘)。この日広島に負け2勝1敗(同6割6分7厘)となったヤクルトを抜き首位に立った。相手エース・涌井を打ち崩し、秘蔵っ子の国吉が好投。中畑監督は「勝ちグセっていいねぇ。でもそんなに勝っちゃいけないよ、勝ちすぎると不安になるから。あ、上から目線でゴメンね〜」と、笑いが止まらなかった。

 国吉は5イニングを5安打無失点。2回は無死一、三塁のピンチを3連続三振で切り抜けるなど7つの三振を奪った。キャンプ終盤は「だんだん君のことが好きになっていく」と“恋”し始めていた指揮官は、「ピンチでも表情が変わらず、しぶとい投球ができるようになってきた。開幕投手に向けて、すごいアピール」と、もうメロメロだ。

 初めて1番に梶谷、4番に後藤を据えた采配も当たった。初回、梶谷が右前打で出て、すかさず盗塁。その後、啓二朗の二塁打で先制のホームを踏んだ。そして1死二塁では後藤が2ラン本塁打。涌井に先制パンチを食らわせた。

 「うまくいきすぎて怖い。こんなに早く、理想に近いモノが現実になるなんて」とぜいたくな悩みをつぶやきながら、試合後は東日本大震災の復興支援試合解説のため東京ドームへ慌ただしく向かった。

 11日は本拠地・横浜スタジアムで初の試合。「勝敗より、日本にとって大切な一日。スタンド、両ベンチが手を取り合って最後までいい試合をしたい。試合前にはスピーチもするつもり」。福島出身監督としても、被災地へ最大限の元気を送るつもりだ。 (竹村和佳子)

 

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