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チベット首相:中国側の弾圧政策を批判 蜂起記念式典

 【ダラムサラ(インド北部)杉尾直哉】チベット蜂起から53年に当たる10日、チベット亡命政府主催の記念式典がダラムサラで開かれた。中国でチベット僧らによる焼身抗議が相次いでいる問題に関し、亡命政府のロブサン・センゲ首相は「悪いのは中国の強硬派指導者だ」と述べ、中国側のチベット人弾圧政策を批判した。一方で、中国領内で「真の自治」を確立する「中道政策」を追求する考えを示した。

 毎年恒例の式典にはチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世も臨席したが、今回初めて発言はなかった。昨年「政治引退」を表明したためで、センゲ首相は記者会見で「多くのチベット人には異例だったかもしれないが、演説しないのはダライ・ラマ本人が決めた」と明かした。

 また、センゲ首相は4月初めに日本を初めて訪問する予定を明らかにした。目的など詳細には触れなかったが、日本の国会議員らの招待を受けた模様だ。

毎日新聞 2012年3月10日 19時52分

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