米外交専門誌「フォーリン・アフェアーズ」(電子版)は9日までに、菅直人前首相の寄稿を掲載した。菅氏は「見えない敵との戦争だった」と東京電力福島第1原発事故を振り返り、原発は技術力で安全に運転できると考えてきた姿勢を事故後変えた経緯を説明。日本は原子力にも化石燃料にも依存しないモデル国家になるべきだと訴えた。
菅氏は「戦争」と例えたことに関連し「最悪の場合、日本に深刻な損害をもたらすとともに、近隣国に大変な迷惑をかけるところだった」と説明した。(ニューヨーク共同)
毎日新聞 2012年3月10日 17時26分