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【国際】

震災1年 パリも泣いた 佐渡裕さん、追悼演奏会

9日、パリのノートルダム寺院で、日本の小中高校生の楽団を指揮する佐渡裕さん(中央)=野村悦芳撮影

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 【パリ=野村悦芳】東日本大震災一年の追悼ミサが九日、パリのノートルダム寺院であり、世界的な指揮者の佐渡裕(ゆたか)さんが日本の小中高校生の弦楽団「スーパーキッズ・オーケストラ」とともに、犠牲者追悼の演奏を披露した。

 在仏日本人やパリ市民ら約二千人を前に、佐渡さんは「世界の人々の被災地への思いに日本人として心から感謝している」とあいさつ。ゴシック建築の傑作とされる大聖堂の荘厳な雰囲気の中、「見上げてごらん夜の星を」やバッハの「G線上のアリア」などを演奏すると、涙をぬぐう人の姿もみられた。

 ミサは、パリ在住日本人有志の働き掛けに、同寺院側が快諾して実現した。佐渡さんと同楽団は十一日にパリの国連教育科学文化機関(ユネスコ)本部で開催されるチャリティーコンサートに出演する。

 

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