東京電力福島第1原発事故から1年を前に愛媛新聞社が実施した県民世論調査で、前回の2011年9月調査に続き、県民の9割超が原発の安全性を不安視していることが9日、分かった。定期検査で全3基が停止している四国電力伊方原発(伊方町)の再稼働には63・8%が否定的な見解を示した。
再稼働への回答結果も前回からあまり変化はなかった。今なお深刻な被害をもたらす原発への懸念が根強く、信頼回復には程遠い現状が明らかになった。
原発の安全性を「不安」と回答したのは過半数の58・3%(前回59・1%)。「やや不安」の35・0%(34・7%)と合わせると、前回とほぼ同じ93・2%に上った。「安全」は0・8%(0・6%)、「ほぼ安全」は5・9%(5・6%)にとどまった。
原発の再稼働では、国が伊方3号機を対象にしたストレステスト(耐性評価)1次評価を進めているが、国が再稼働できると判断しても、「どちらかというと反対」との回答が最多の35・7%(37・7%)。次いで「再稼働すべきではない」が28・1%(25・8%)で、再稼働に否定的な回答が6割を超えた。「再稼働すべき」は10・7%(10・0%)、「どちらかというと賛成」は25・5%(26・5%)で前回からあまり変化はなかった。