2012年1月12日 20時50分 更新:1月12日 21時37分
民主党は12日の役員会で、新党きづなを結成した内山晃元総務政務官ら衆院議員9人と、新党大地・真民主に参加した横峯良郎参院議員(比例)の計10人が提出していた離党届を受理せず、除籍(除名)処分とすることを決めた。24日の常任幹事会に諮り、党倫理委員会の審査などを経た上で正式決定する。
役員会では「今後の国会対応もある」として、内山氏らの離党届を受理すべきだとの意見も出た。しかし、輿石東幹事長が「それも勘案した処分案だ」と押し切った。一方、八ッ場ダム(群馬県)の建設再開に反発して離党届を出した中島政希衆院議員(比例北関東)は無所属のため、離党届を受理することを決めた。
また、昨年12月に衆参両院で行われたヨルダンなど4カ国との原子力協定承認案の採決で反対や棄権、退席した議員に対し、党や国会の役職の辞任を求めることも決めた。岡崎トミ子副代表や増子輝彦参院東日本大震災復興特別委員長ら衆参合わせて十数人が対象となる見通し。
内山、横峯両氏以外の除籍対象者は三輪信昭(比例東海)、小林正枝(同)、石田三示(比例南関東)、中後淳(同)、渡辺浩一郎(比例東京)、斎藤恭紀(宮城2区)、豊田潤多郎(比例近畿)、渡辺義彦(同)の8氏。