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JR八戸線 全線再開を前に試運転

3月10日 12時16分

JR八戸線 全線再開を前に試運転
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震災による津波で線路が流されるなどの被害を受けたJR八戸線は、17日から全線で運転を再開することになり、JR東日本は、10日、復旧区間で試運転を行って安全を確認しました。

岩手県と青森県の沿岸部を走るJR八戸線は、去年3月の大津波で線路が流されるなどしたため、岩手県の久慈駅と種市駅の間で今も不通となっています。
JR東日本は、復旧工事をこのほど完了させ、このうち甚大な被害を受けた種市駅から陸中中野駅の14.2キロの区間で、10日、試運転が行われました。
試運転では、保線担当などの職員14人が2両編成のディーゼル機関車に乗り込んで、ゆっくりとした速度で列車を進めました。
そして津波で全壊したあと新しく架けられた橋では、列車の速度をさらに落として揺れの程度を確認していました。
JR八戸線は、17日から全線で運転を再開する予定です。
JR東日本盛岡支社は「路線の安全を確認したうえで、避難誘導など乗務員の訓練も行なって運転再開に万全を期したい」と話しています。