農業経営に意欲的に取り組み、優れた功績を挙げた農家や団体に贈る「日本農業賞」の表彰式が10日、東京のNHKホールで行われ、東日本大震災の影響で表彰式が中止となった去年の受賞者と合わせて18組が表彰されました。
「日本農業賞」は、JA全中=全国農業協同組合中央会とNHKが主催しています。
表彰式では、JA全中の萬歳章会長が「新たな生産方式や販売戦略に積極的に取り組んできた努力に敬意を表するとともに、農業の発展に向けてさらに尽力してほしい」とあいさつしました。
ことしの「日本農業賞」の大賞を受賞したのは、「個別経営の部」で千葉県印西市の「ハルディン」の篠原茂さん(60)、金沢市の小林正治さん(61)査代子さん(62)の夫妻、愛知県愛西市の杉村義仁さん(59)です。
「集団組織の部」では、岩手県紫波町の「JAいわて中央りんご部会」、佐賀県小城市の「JAさが佐城きゅうり部会」、長崎県壱岐市の「壱岐市農業協同組合アスパラガス部会」が受賞しました。
特別賞は、「個別経営の部」で岐阜県大垣市の臼井節雄さん(57)貴子さん(53)の夫妻。
「集団組織の部」では、静岡市の「サンファーマーズ」が受賞しました。
また「食の架け橋賞」の大賞は、愛媛県今治市の「さいさいきて屋直売所運営協議会」が受賞しました。
一方、今回の表彰式では、東日本大震災の影響で表彰式が中止となった去年の「日本農業賞」の大賞の受賞者など合わせて9組も出席し、賞状やトロフィーを受け取りました。
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