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入試会場に携帯電話持ち込み不合格

3月9日 23時9分

岩手県で行われた県立高校の入学試験で、男子受験生が試験会場への持ち込みが禁止されている携帯電話を持ってきているのが見つかり高校はこの受験生を不合格としました。

岩手県教育委員会によりますと、9日に行われた岩手県の県立高校の試験会場で、試験中に受験生が持ち物を入れた廊下のロッカーの中から携帯電話が鳴っているのを校内を巡回していた教諭が気づきました。
このため教諭が持ち主を探したところ、男子受験生が名乗り出たということです。
入試の要項では、携帯電話を使ったカンニングを防ぐため、教室の中だけでなく廊下などを含めた試験会場への持ち込みを一切禁止しています。
また、試験開始前にも試験官が口頭で、「不合格になるので携帯電話を持っている人は提出するように」と2度呼びかけたということで、この高校はこの受験生を不合格としました。
携帯電話の持ち込みは平成16年度から禁止されていますが、岩手県内の県立高校の受験で実際に不合格者が出たのはこれが初めてだということです。
岩手県教育委員会は、「不合格者が出たことを重く受け止めている。同じようなことが起きないよう、改めて中学校や保護者などに周知を徹底したい」と話しています。