Google+のボスの一人、ブラッドリー・ホロヴィッツがさきほどGoogle+で発表したところによると、「より包括的なユーザー名の利用規約」の一環として実名以外のユーザー名をGoogle+で許可することにしたという。
Google+における従来の「実名主義」の方針は、さまざまな議論を呼び起こした。これに対してGoogle自身も「さまざまなユースケースに対応できるよう〔方針を〕修正する必要がある」と認めていた。ただし今回のユーザー名の範囲拡大に関して、Googleは誰でも好き勝手な名前でアカウントを開設できるようにしたわけではない。
ホロヴィッツが例に挙げているのは歌手のMadonnaで、実生活で広く利用されている名前を容認しようというのがGoogleの意図のようだ。
またGoogle+管理チームがユーザー名を不当として許可しなかった場合でも、ユーザーがその名前がオンラインないしオフラインで「広く認められている」ことを証明できれば、利用が許可されるという。ただしオンラインの名前の場合、相当数のフォロワーが存在することが必要だ。
Googleのブラッドリー・ホロヴィッツによれば、実名以外の名前を利用したいと要望するユーザーは0.1%程度だという。そのうち60%は本名に加えてニックネームを追加したいというもの。 20%はビジネス用途で本来Google+ページを利用すべきもの。20%は実名に代えて別名を利用したいというものだという。Google+では今後ニックネームを本名の横に表示できるようになる〔プロレラーで俳優のドゥェイン・ジョンソンの場合、ザ・ロックというリングネームも表示される〕。
「念のために付け加えておくが、この問題に関するわれわれの作業はまだ終わっていない。しかし重要なアップデートを公開できてうれしい」とホロヴィッツは書いている。
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(翻訳:滑川海彦 @namekawa01 Google+)