【ニューデリー杉尾直哉】福島第1原発事故について話をしてもらおうと国際環境保護団体グリーンピースがインドに招待した日本人女性が在日インド大使館で発給されたビザ(査証)をインド政府に取り消されていたことが分かった。グリーンピースによると、女性は事故当時に福島市に住んでおり現在は山形県在住の「コバヤシ・マヤ」さん。事故後、子供たちを放射性物質から守る活動をしていた。原発建設予定地で住民との交流を予定していた。だが3月にインド大使館からビザ取り消しの通知を受けた。
インドの民放テレビによると、インド政府当局は「発給したビザと訪問目的が合致していない」と説明した。
毎日新聞 2012年3月10日 東京朝刊