NHK山口県のニュース　山口放送局

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漁船転覆　韓国人船長を逮捕

８日、上関町沖で漁船が転覆し、船長の８０歳の男性が死亡した事故で、海上保安部は、韓国船籍の貨物船が漁船を転覆させたとして、韓国人の船長を業務上過失往来危険などの疑いで逮捕しました。
この事故は、８日、上関町の祝島の西およそ１０キロの瀬戸内海で小型底引き網漁船、「長宝丸」（４．９２トン）が転覆したもので、船長の木下章さん（８０）が死亡しました。
徳山海上保安部によりますと、木下さんは、当時、漁船からワイヤーロープを伸ばして底引き網漁をしていたということです。
また、現場付近を航行していた韓国船籍の貨物船「ＪＮＳ－２」の（１５００トン）船体を詳しく調べたところ、船底部分にワイヤーロープをこすったような跡があり、ロープにも貨物船のものとみられる塗料が付いていたということです。
海上保安部ではこの貨物船が漁船を転覆させたとして、韓国人の船長、キム・ミョンリョル容疑者（６５）を業務上過失往来危険と業務上過失致死の疑いで逮捕しました。
調べに対し、キム船長は、「近くは通ったが当たってはいない」と、容疑を否認しているということです。
一方、国の運輸安全委員会は事故の原因を究明するため船舶事故調査官３人を派遣し、９日午後２時ごろから周南市の沖合に停泊している貨物船に乗り込んで、船体の状況などを調べました。

03月09日　19時00分

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