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ニュートリノの速度が光速より速かった、というショッキングなニュースで今もちきりです。
E=MC2の相対性理論が根底から覆(くつがえ)され、ひょっとしたらタイムマシンも夢でなくなるかもしれない、と言われています。
昨日の読売新聞夕刊8面ファミリーページに掲載されていた漫画「POPくん」(古屋兎丸作)は、次のようなストーリーでした。
パパ 「ニュートリノが光よりも速いという実験結果が出たことによって、なんとタイムマシンが可能になるかもしれないんだって!」
ママ 「よくわからないけど、すごいわ!」
パパ 「もしタイムマシンができたら僕はおニャン子クラブのコンサートに行くな!」
ポップ「僕は普通に恐竜が見てみたいや!」
ママ 「私は中世のヨーロッパの街並みをこの目で見てみたいわ!」
パパ 「でも僕が生きているうちは無理だろうな。ポップ君、かわりにおニャン子クラブ見てきてな!」
ポップ「えー、やだよ!恐竜!」
ママ 「ははは、 そうよね!」
(ポップ君一家がタイムマシンの話で盛り上がっている部屋の窓の外には怪しい人影が…。
おじいさんになったポップ君が涙を流して、窓から家の中を覗きながら)
ポップ「パパ、ママ、懐かしい。僕が一番に見たかったのは、恐竜ではなくあなたたちでした…」
心温まるストーリーです。
タイムマシンができたらこういうシーンも起こり得るのかも。
ちなみに、ストーリーの中でパパが「僕が生きているうちは無理だろうな」と言っているのですが、確かに生きているうちにタイムマシンはできないかもしれませんが、何十年か先にタイムマシンができたとして、そのタイムマシンに乗ったポップ君がパパがまだ生きている過去にやってきてパパに出会い、一緒にタイムマシンに乗って過去や未来に行くことだって可能になります。
これは、もう一昔前の映画 Back to the Future (バック・トゥ・ザ・フューチャー)の世界です。
この手のタイムマシン絡みのストーリーはこれまでにもたくさんありますが、どうしても論理的な矛盾が生じるので、私自身はタイムマシンを信じていません。
アインシュタインによれば、過去・現在・未来という絶対時間はないそうです。
「過去、現在、未来の区別は頑固に引き継いでいる幻想に過ぎない」とアインシュタインは言っています。
実際、私たちは「現在」という時しか生きていません。
このブログ記事を読んでいらっしゃる皆さんは、今これを読んでいると思っていらっしゃいますが、実は1文、1文字読んでいくたびに、それはもう過去のものとなっていっているのです。
つまり、私たちにあるのは「現在」という一瞬一瞬の「点」だけで、過去も未来もありません。
『ザ・パワー』には次のようにあります。
「『今日を生きなさい。昨日や明日を生きるのではありません。今日だけです。この瞬間を生きなさい。生きることを明日まで延ばしてはなりません』 (ジュリー・スピネッリ)
あまりにも多くの人々が今日のために生きているのではなく、明日のことを気にして生きています。しかし、今日をどう生きるかで将来が決まるのです。大切なのは、今日どう感じるかだけです。あなたの未来を決める唯一のものは、それだからです。毎日が新しい人生のチャンスです。なぜなら、毎日毎日あなたは人生の新しい分岐点に立っているからです。そしてどの日でも、気分の持ち方次第で将来を変えることができます。良い気持ちの方にバランスを傾ければ、あっという間に愛の力が人生を変えてくれるでしょう」 (p.84-85)
著者、ロンダ・バーンは明日のために生きるのではなく、今日を生きなさい、今日の生活の仕方次第で将来は決まる、と言っています。
しかし、さらに私に言わせれば、「今日」という1日すらないのです。
あるのはただ「今」という一瞬だけです。
「今」という瞬間をどう生きるか、この積み重ねがあなたの人生になるのです。
将来は、あなたの「今」にかかっています。
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