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【プロ野球】

岩村に独眼竜・伊達パワー

2012年3月10日 紙面から

宇和島伊達家13代目当主の伊達宗信さんから馬印のレプリカを受け取る岩村(右)=岡山市内で

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 復活を目指す楽天・岩村明憲内野手(33)に9日、400年続く“伊達パワー”が注入された。遠征先の岡山市内のホテルで、故郷の愛媛・宇和島藩を治めていた宇和島伊達家13代目の伊達宗信さん(40)から、伊達家ゆかりの馬印のレプリカが贈られた。

 「間近で見ると、武者震いがする」。岩村が感激しながら受け取ったのは、独眼竜・伊達政宗の長男で、宇和島伊達家の初代当主の秀宗が戦場での象徴として使っていた「白梵天馬験(しろぼんてんうまじるし)」を4分の1にしたレプリカ。豊臣秀吉からの拝領品と伝えられ、不動明王が持つ剣の形をしている。宗信さんが「岩村さんに楽天を引っ張ってもらいたい」とつくった。

 宇和島伊達家では、桐に金箔(きんぱく)が張られた馬印には魔よけの効果があると伝えられている。本塁打なしに終わった昨季の悪夢から抜け出そうともがいている岩村にはピッタリの品。復活を願う故郷の“殿様”の思いがこもっている。「大事なものをいただいた。これとともにバットで頑張っていきたい。もう一度自分の存在価値を出していきたい」と岩村。大坂冬の陣で武功を挙げた秀宗のようにグラウンドで暴れ回る。 (川越亮太)

 

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