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2012年3月9日(金) 19:23 |
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高松から南三陸へボランティア出発
香川県では高松市のボランティアグループが、津波で壊滅的な被害を受けた宮城県南三陸町へ向けて出発しました。 11日に現地で復興への祈りを込めて、約1500個のキャンドルにあかりを灯します。
高松市を出発したのは、ボランティアグループ『石巻ダッシュ』です。 香川県を中心に、西日本のメンバー約40人が宮城県南三陸町を訪れ、さぬきうどんの炊き出しなどを行います。 高松市香西西町の松見歯科診療所です。 『石巻ダッシュ』を結成したのは、歯科医師の松見哲雄さんです。 これまでに『石巻ダッシュ』は、去年4月から2度にわたり被災地を訪問。 がれきの撤去作業のほか、歯科医師の技術をいかし、被災した人の入れ歯作りなどを行ってきました。 そして、震災からちょうど1年の節目に、3度目の訪問することを決断しました。 現地での活動に加えて、松見さんは診療所で復興支援のための商品を販売しています。 売り上げの全てが復興支援に充てられる『ほたてあかり』と名づけられた商品です。 津波で壊滅的な被害を受けた宮城県南三陸町です。 ほたてとワカメの養殖が盛んな町でしたが、津波は町の基幹産業である漁業に深刻な打撃を与えました。 『ほたてあかり』は、働く場所を失った女性達を支援しようと、滋賀県立大学の学生が企画したものです。 一つ一つが女性達の手作りで、貝殻には感謝の言葉も添えられています。 ボランティアグループ石巻ダッシュも現地で制作を手伝うことにしています。 石巻ダッシュは今回、様々なメッセージを書き添えキャンドルをいれたペットボトルを南三陸町に持参します。 3月11日の夜、復興への祈りを込めて、約1500個のキャンドルに明かりを灯すイベントを開きます。 大震災から1年を迎える11日の夜、被災地の南三陸町で、香川や西日本からの様々な思いや祈りを込めたキャンドルに明かりが灯されます。
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