2012年 3月 9日
海底トンネル事故で国が協議会設置
倉敷市の海底トンネル事故で国土交通省の前田大臣は再発防止のため有識者による協議会を設置することを明らかにしました。この事故は先月7日倉敷市のJX日鉱日石エネルギー水島製油所で掘削中の海底トンネルに大量の海水が流れ込み作業員5人が死亡したものです。今回の工事は円形の掘削機で海底を掘り進み通り道をコンクリートブロックで覆う「シールド工法」が採用されていて、軟弱な地盤にも適し安全性の高い工法とされてきました。協議会はトンネル工学の専門家など8人で構成され、今回の工事の設計・施工や他の工事現場の安全対策など、シールド工法について検証し、安全性向上の提言を行うことにしています。

キャンプ誘致へなでしこの花植え付け
なでしこジャパンのオリンピック事前キャンプ誘致を進めている美作市で9日、地元の小学生が「なでしこ」の花を植えました。これは事前キャンプ誘致の活動を盛り上げようと行われたもので美作ラグビー・サッカー場の入り口に近くの美作第一小学校の児童がなでしこ1000株を植えていきました。5月下旬にはピンクや赤、青など色とりどりの花を咲かせるということです。また、アルガルべ杯準優勝を祝うと共にロンドンオリンピックでの金メダル獲得を願う幕も掲げられました。

山形県の物産と観光展
山形県のグルメや工芸品を一堂に集めた物産と観光展が岡山市のデパートで開かれています。サクランボを甘酸っぱく煮つめ、ゼリーで包んで凍らせたスイーツに、日本三大和牛、米沢牛を柔らかく煮た牛肉弁当。会場には山形特産の味や工芸品、およそ500種類、42店舗が軒を連ねています。このうち全国的に大ヒットしている苺チョコのラスクは、ハート型のものもあり、来週のホワイトデーに向け連日午前中に売り切れるほどの人気ぶりです。この他、丸い形のこんにゃくを生醤油とかつおだしでさっぱりと煮詰めて食べる「玉こんにゃく」などもあり、訪れた人たちが買い求めていました。この物産展は岡山高島屋で今月13日まで開かれています。

黄色いレシートで被災地の子供支援
黄色いレシートで東日本大震災の復興支援です。買い物客から集めたレシートの合計金額の1%分を寄付するキャンペーンがスーパーのマルナカなど全国のイオングループで始まりました。このキャンペーンは買い物客が受け取った黄色いレシートを応募箱に入れてもらい、レシートの合計金額の1%分を東日本大震災で被災した子どもたちを支援するため寄付するものです。去年イオングループに入ったスーパーのマルナカでも香川や岡山など145の全店でキャンペーンが行われていて、買い物客が店内に設置された応募箱にレシートを入れていました。キャンペーンは10日まで実施され、イオングループでは被災地で子供をもつ家庭の支援活動を行っているボランティア団体に、寄付金を贈ることにしています。