北九州市議会(61人)の議会運営委員会は9日、東日本大震災のがれき受け入れを表明するよう市に求める決議案を、12日の本会議に提出することを決めた。最大会派の「自民党無所属の会」(21人)など3会派に加え、新たに共産党(10人)も賛同し、賛成多数で可決される見通し。
この日の議運前、ハートフル改革市民連合(16人)、公明党(11人)を含めた主要4会派で決議案を協議。受け入れるがれきについて、放射性物質が少ない「通常の廃棄物相当と判断されるもの」と決議案に追加した。共産は「安全性が担保された」として、賛同することを決めた。
一方、自民会派の控室には同日、がれきを受け入れないよう求める抗議電話が約50件あったという。
=2012/03/10付 西日本新聞朝刊=