班目委員長、3月末退任の意向 原子力規制庁発足前でもインタビューに答える原子力安全委員会の班目春樹委員長=9日午後、東京・霞が関 原子力安全委員会の班目春樹委員長(63)は9日、新たな原子力規制組織「原子力規制庁」が発足しなくても、3月末に退任したいとの考えを示した。共同通信のインタビューに答えた。 政府が目指す4月1日発足は困難な情勢で、経済産業省原子力安全・保安院と安全委による規制態勢が続く見通し。停止中の原発の再稼働手続きには安全委による確認が含まれており、安全委の運営次第では影響が及ぶ可能性もある。 班目委員長は「精神的に相当疲れている。ぜひ3月31日に解任していただきたい」と話す一方、「(辞任は)私の一存では決められないことも承知している」と述べた。 【共同通信】
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