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中間貯蔵施設 複数設置要請へ

3月9日 11時19分

中間貯蔵施設 複数設置要請へ
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平野復興大臣は、閣議のあとの記者会見で、福島県の除染作業で出る土などを保管する中間貯蔵施設について、双葉郡内で複数設置するという案を、10日に開かれる国と双葉郡との協議会に示し、協力を要請する考えを明らかにしました。

中間貯蔵施設を巡っては、去年8月、当時の菅総理大臣が福島県の佐藤知事と会談し、福島県内に設置したいという意向を伝えて以降、地元との間で話し合いが続けられ、10日、国と県、それに双葉郡の8町村長が参加した正式な協議会が初めて開かれます。
これについて、平野復興大臣は記者会見で「菅前総理大臣が要請した経過を踏まえて、この地域で何か所かにお願いするという要請を、細野環境大臣が行うことになる」と述べ、中間貯蔵施設を双葉郡内に複数設置するという案を、10日の協議会に示し、協力を要請する考えを明らかにしました。
また、平野大臣は、10日の協議会で、住民の帰宅に向けた、上下水道などのインフラの状況に関する調査結果や、放射線量のモニタリングの今後の態勢について説明する考えを示しました。