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警部が元組員から100万円借金で依願退職 佐賀署 | ||
佐賀署の50代男性警部が、捜査で知り合った暴力団の元組員(39)から借金を重ね、計約100万円を借りていたことが7日、分かった。県警は「捜査情報漏えいや便宜供与はない」としている。県警は警部がギャンブルの資金としてヤミ金からも多額の借金を重ねていたことと併せ「警察官として不適切」として同日付で減給10分の1、6カ月の懲戒処分にした。警部は同日、依願退職した。 県警監察課によると、警部は2011年9月~11月までの間、数回にわたり、計約100万円を借りた。十数年前に薬物関連の捜査で知り合った。 同年11月、佐賀市内で別の警察官が元組員を職務質問した際、警部に金を貸していることを話し発覚した。元組員は職務質問中に民家に逃げ込み、住居侵入の現行犯で逮捕された。 県警は元組員の話を受けて内部調査し、警部が08年3月から11年11月までの間、元組員からの借金を含め、消費者金融やヤミ金業者などから合計約2800万円を借りていたことが発覚。警部は「ギャンブルや競馬などの遊興費に使った」と話しているという。 監督責任で青柳善寿・佐賀署長を本部長の口頭厳重注意としたほか、同副署長を所属長注意、直属の上司の警視を本部長注意、借金をしていた期間の所属長ら3人を本部長の口頭厳重注意とした。 |
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2012年03月08日更新 |