以前交際していた女性の父親をバットで殴り重傷を負わせたとして41歳の男が警視庁に逮捕されました。
女性と父親は1年以上前から男によるストーカーの被害を警察に相談していたということです。
逮捕されたのは神奈川県茅ヶ崎市の無職、望月和一容疑者(41)です。
警視庁によりますと、望月容疑者は、8日午後、以前交際していた30代の女性の父親が経営する大田区内の工場に押しかけ、63歳の父親をバットで殴って左ひじ骨折などの大けがを負わせたとして傷害の疑いが持たれています。
望月容疑者はおよそ1時間後、蒲田警察署へ出頭してきて容疑を認めたため、逮捕されたということです。
警視庁によりますと、望月容疑者は女性と別れたあとのおととし12月、女性の家の前で刃物で自分の首を切り自殺未遂を図るなど、嫌がらせを繰り返していたため女性と家族が蒲田警察署にストーカー被害を相談していたということです。
その後、警察が口頭で注意したり、パトロールを強化したりしていましたが、復縁を迫る電話がかかってくるなどストーカー行為は止まらず、先月22日には、父親の工場に「会社に押しかけるぞ」という内容のメールが届いたため父親が脅迫の疑いで被害届けを出し、捜査中だったということです。
蒲田警察署は「被害者にけがをさせてしまったことは誠に遺憾です。今後もストーカー被害への対策に努めていきたい」としています。
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