社会
連れ去り容疑で逮捕の1人「男に頼まれた」
(愛知県)
岐阜県御嵩町で女性の遺体が見つかり、女性を連れ去ったとして9日、新たに4人が逮捕された事件で、このうちの1人が、先に逮捕された社長の男から「やっつけたいから、助けてくれと頼まれた」と、供述していることが、新たに分かった。新たに逮捕されたのは、韓国国籍で、名古屋市中村区の無職・文昇容疑者(54)と住所不詳の戸島義男容疑者(72)ら計4人。4人は去年11月、岐阜県輪之内町で、愛知県東海市の相川比奈江さん(当時48)を無理やり連れ去った疑いがもたれている。相川さんは先月21日、岐阜県御嵩町で遺体で見つかっていて、警察は文容疑者らと同じ容疑で岐阜県各務原市の会社社長・市川孝之容疑者(45)ら2人を逮捕し、捜査を続けていた。相川さんの車は文容疑者の自宅から約1キロしか離れていない所で見つかっており、証拠を隠そうとしたのか、車内に消火剤がまかれていた。警察の調べによると、戸島容疑者と市川容疑者は知り合いで、その市川容疑者は相川さんの会社と取り引きをしたことがあり、金銭トラブルで訴訟になっていた。この戸島容疑者が「市川容疑者から金銭トラブルになった会社の関係者をやっつけたいから、助けてくれと頼まれた」と供述していることが、警察への取材で分かった。また、新たに逮捕された4人は「相川さんが死亡し、遺棄された経緯については知らない」とも供述しているという。警察は、市川容疑者が犯行を主導した可能性があるとみて、死体遺棄や殺人容疑も視野に捜査を進めている。[ 3/9 19:09 中京テレビ]