横浜市瀬谷区の小学校に隣接する水路の跡地で、通常より高い放射線量が計測された問題で、横浜市は、7日、汚染された土壌をコンクリートの容器に入れて密封する作業を行いました。
作業が行われたのは、先月、地表から1センチで最大で1時間当たり6.85マイクロシーベルトが計測された横浜市瀬谷区の市立二っ橋小学校の校庭に隣接する水路の跡地です。
7日、横浜市から委託された業者が、現場の土壌を土のう袋に入れたあと、厚さ4センチから6センチのコンクリートの容器に入れて、密封する作業を行いました。
市の担当者が、改めて周辺を含めて測定を行った結果、放射線量は市の除染の目安を下回る1時間当たり0.1マイクロシーベルトから0.3マイクロシーベルトに下がったということです。
横浜市は、これまでの調査で、隣接する設備管理会社が、敷地内でビルや工場などの空調システムのフィルターを水で洗浄していたことから、福島第1原子力発電所の事故で飛散してきた放射性物質が、フィルターに付着して洗浄水とともに流れ込んだとみていて、市は、すでにこの会社に排水設備が整った場所で作業を行うよう注意をしています。
横浜市健康安全課の木野知裕係長は「隣には小学校や住宅もあり、放射線量が市の基準を下回るまで、土壌を深く取り除いて安全を確保したい」と話していました。
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