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指定弁護士側、小沢一郎被告に禁錮3年求刑
民主党元代表・小沢一郎被告が政治資金規正法違反の罪に問われている裁判で、東京地裁で9日、論告求刑公判が行われ、検察官役の指定弁護士は、小沢被告に禁錮3年を求刑した。
これまでの裁判で、小沢被告の関与を認めた元秘書の供述調書の大半が却下されたため、指定弁護士は、元秘書の供述以外の間接的な証拠から小沢被告の関与を立証している。
指定弁護士は午後の公判で、小沢被告が土地購入資金の4億円を借り入れるための書類を自ら作成していることを指摘した。その上で、「無用な借り入れであれば、政治資金の無駄に厳格な小沢被告が許容するはずはなく、借り入れの必要性について、元秘書から説明を受けていないとする小沢被告の弁解はあまりに不合理だ」と主張した。
また、小沢被告が法廷で「土地取引についても、収支報告書についても、一切説明を受けていない」と話したことは極めて不自然で、責任回避のための虚言であることは明らかだと批判した。そして、法廷での発言は、小沢被告の規範意識が著しく鈍っていることを示しており、再犯のおそれは大きいと言わざるを得ないとして、小沢被告に禁錮3年を求刑した。
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