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【社会】

北区ひき逃げ判決、新証拠提出で延期 

2012年3月9日 13時45分

 名古屋市北区で昨年10月、大学1年真野貴仁さん=当時(19)=が死亡した飲酒ひき逃げ事件で、自動車運転過失致死などの罪に問われたブラジル国籍の派遣社員マルコス・アウレリオ・ベルトン被告(47)の公判が9日、名古屋地裁であった。検察側が新たな証拠を提出したため、予定されていた判決の言い渡しは12日に延びた。

 新証拠は、事件前に、被告が起こした追突事故を目撃した男性の調書。検察側は「被告は追突事故の後、車線変更を繰り返して逃走し、路地を時速80〜100キロで走って死亡事故を起こした。無謀運転そのもの」との論告を追加した。これまでの論告は時速50〜60キロとしていた。

 男性は2月末に記者会見し、被告の車の速度など「自分が警察に話した内容が調書に反映されていない。明らかに危険運転だった」と指摘していた。

 この日の公判後、真野さんの父、哲さん(50)は「当初から正しい内容の調書が提出されていれば良かったはず。由々しき問題だ」と話した。

(中日新聞)

 

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