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2012年3月8日(木) 19:14 |
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岡山が生んだ改革者・山田方谷
皆さんは、山田方谷をご存知でしょうか? 高梁市出身の陽明学者で、幕末に財政破綻に陥った備中松山藩を立て直した改革者として知られています。 その山田方谷の功績を学ぼうという取り組みが今、全国各地で広がりを見せています。
高梁市生まれで、幕末から明治時代にかけての教育者であり、政治家であった山田方谷。 破綻寸前の備中松山藩の財政を、わずか8年の間に立て直した改革者としても知られています。 緻密な借金の返済計画をたて、実行する一方で、地場産業の育成などをはかり、今の金額で200億円以上の赤字であった財政を逆に200億円の黒字にしました。 このような改革手法などについて改めて学ぶことで、今に生かしていこうという会が去年、高梁市や東京で発足。 さらに、全国各地でも、会発足の準備や検討が進められており、8日、岡山ではそれらの会と連携を取り、より多くの人に山田方谷について知ってもらおうという応援連絡会が発足しました。 全国で注目を集めはじめた山田方谷。 財政改革を進めていく上で、根底にあった「全ては藩の人たちのために」という精神や、「自分自身の利益のみを求めるべきではない」という理念についても学ぶべきところがあると応援連絡会の関係者は話します。 岡山が生んだ改革者である山田方谷、その理念や手法、功績を改めて紐解くことで、今、社会に求められている何かが見えてくるのかもしれません。
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