長谷川穂積、交通事故の負傷者救助で表彰

　ボクシングの元世界２階級王者・長谷川穂積（３１）＝真正＝が８日、危険を顧みず負傷者を助けたとして、神戸市中央区の水上消防署で市長表彰の「花時計賞」を受け取った。

【写真】長谷川穂積、お手柄！人命救助で賞もらう

　長谷川は２月６日午前８時ごろ、神戸市中央区港島でロードワーク中に交通事故に遭遇。乗用車とバイクが接触し、バイク運転手が横転し路上に倒れた。すぐに駆け寄り、現場に居合わせた神戸市水上消防署長と会社員と一緒に、同運転手を道の中央の緑地帯に運んだ。

　救助について、長谷川は「毎日走っている場所で、交通量が多く危ないのは分かっている。ダッシュした」と説明。同消防署長は「いつもすれ違っているので、すぐに長谷川さんと気付いた」と話した。

　「当たり前のことをして表彰されるのは申し訳ない。ボクシング以外で賞状をもらったのは、小学５年の縄跳び大会優勝以来かな」と、長谷川は照れ笑い。思ってもみなかった表彰で、４月６日の復帰戦へ弾みをつけた。


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