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【プロ野球】

原監督から強い要望あった 巨人・白石オーナー明かす

2012年3月9日 紙面から

ヤフードームで行われた全体練習で、打撃陣の快音に笑顔を見せる原監督(式町要撮影)

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 予告先発の導入について巨人の白石興二郎オーナー(65)は、原辰徳監督(53)から強い要望があったことを、8日のオーナー会議後に明かした。昨年の暮れに原監督から「予告先発制度を入れてプロ野球ファンの期待に応えたい。実現できないだろうか」と要請があったという。

 オーナー会議を終えた白石オーナーは、取り囲んだ報道陣に「事前の予想の楽しみがそがれてしまうという意見がない訳じゃないけど、予告先発によって盛り上がる方が多いのではないかな」と導入に賛成した意図を説明。その上で「原監督ともセ・リーグにも導入してプロ野球人気の底上げにつながればいいなと意見交換をしていた」と指揮官が予告先発導入を望んでいたことも明らかにした。

 さらに、セ6球団の足並みがそろわなかった場合は一部の球団だけで先行導入するプランも用意されていた。白石オーナーは「1球団だけじゃできないので、例えば在京の球団、もしくは東京、横浜を含めてやれればな、というのは原監督の頭の中にあったかな、という気もする」と指摘。協議がまとまらなかった場合は巨人に加えて、DeNA、ヤクルトなどと連係して一部のカードだけでも予告先発を導入する考えがあったことも示唆した。

 原監督はこの日、ヤフードームで行われた全体練習に参加。予告先発については「ファンの方が興味や魅力を持ってくれれば。でもそれによって巨人の戦い方が変わることはない」と慎重なコメントに終始したが、内心では悲願の成就を喜んでいたとみられる。 (臼杵秀之)

 

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