現在位置:
  1. 朝日新聞デジタル
  2. ニュース
  3. 社会
  4. その他・話題
  5. 記事
2012年3月8日19時36分

印刷印刷用画面を開く

mixiチェック

このエントリーをはてなブックマークに追加

走って募るぞiPS研究費 山中所長、京都マラソンで

写真:山中伸弥・京都大iPS細胞研究所長山中伸弥・京都大iPS細胞研究所長

 「京都マラソンの完走に挑戦します。応援してくれる方は寄付を」。京都大iPS細胞研究所(CiRA)の山中伸弥所長がこう呼びかけたところ、8日までの約3週間に570人以上から寄せられ、金額は627万円を突破した。当初の目標額も50万円から1千万円に増額し、さらなる支援をお願いしている。

 CiRAは、再生医療への応用が期待されるiPS細胞の研究拠点。人件費など運営費の多くを科学研究費でまかなっているが、今後も続く保証はなく、2014年度以降のめどはたっていない。山中所長によると、せっかく集めた優秀な人材が将来への不安から流出する問題が起きているという。そこで3年前に寄付を募る研究基金を設け、11日の京都マラソンでも寄付を募ることにした。

 山中所長は昨年の大阪マラソンを含め、これまで4回のフルマラソンで完走している。しかし、今回はかぜで体調を崩し、練習のしすぎで足を痛めた。それでも完走に挑む。「一日も早いiPS細胞技術の医療応用を実現するために、一般の方々にご支援をお願いしています」としている。寄付はサイト(http://justgiving.jp/c/7882)から。(鍛治信太郎)、

PR情報
検索フォーム

おすすめリンク

あらためて防災グッズの重要性を実感した人は多いのではないだろうか

おなかに穴をあけて栄養を流す「胃ろう」。体の状態が落ち着いて、また口から食べられるようになる人も。

除染の責任はないとする東電の主張、首都圏にも広がる内部被ばくの不安。放射能は誰のものか。


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内 事業・サービス紹介