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科学
【地震学はどう変わったか(3-3)】予知困難 等身大の説明大切
--それでも地震予知への期待は根強い
「研究が進めば進むほど予知の難しさが分かってきた。地震の正体は岩が割れる現象だが、それは岩石の組成や地下の圧力、温度といったさまざまな条件で変わってくる。例えば1枚の葉っぱを100回落としても一度として同じ落ち方をしないように、破壊現象もすごく複雑。割りばし一本の割れ方もよく分かっていない人類が、圧力や温度などの環境も分からない地下で、いつ岩石が割れるかを予測するのは非常に難しい」
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【プロフィル】大木聖子
おおき・さとこ 昭和53年、東京都生まれ。東京大大学院博士課程修了。米カリフォルニア大サンディエゴ校を経て平成20年、東京大地震研究所助教。専門は地震学、災害情報論。地震研の広報アウトリーチ室で一般向けの情報発信を担う。近著に「地球の声に耳をすませて」(くもん出版)。
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