福島第一原発の4号機で、核燃料や圧力容器のふたなどをつり上げる大型クレーンが撤去されました。

 4号機は事故当時、定期点検中で、核燃料はすべてプールに入れてありました。爆発の影響で建屋上部が破壊され、核燃料などをつり上げる大型クレーンは使えなくなっていました。東京電力は、作業員を建屋の中に入れるなどして撤去作業を続けてきましたが、今月5日、重さが110トンあるクレーン本体をつり下ろしました。さらに小さく解体し、放射線量に応じて保管するということです。今後は、8月末を目標に格納容器のふたも撤去し、建屋カバーの設置を始めます。使用済み燃料の取り出しは来年末を目標にしています。

ページトップへ戻る