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千葉・柏 焼却施設を一時的に再開へ

3月4日 9時29分

千葉・柏 焼却施設を一時的に再開へ
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ごみを燃やしたあとの焼却灰から高い濃度の放射性物質が検出され、ことし1月から運転を停止していた千葉県柏市の焼却施設で、燃やさずに保管していた草木を焼却するために、今月13日から、運転が一時的に再開されることになりました。

柏市南増尾にある「南部クリーンセンター」では、去年6月以降、一般ごみを燃やしたあとの焼却灰から国の埋め立ての目安を超える高い濃度の放射性物質の検出が続き、灰の保管場所が無くなったことから、ことし1月に運転を停止していました。
高い濃度の放射性物質を出すおそれのある枝や落ち葉は、燃やさずに処分場で保管してきましたが、2000トン近くに達してこれ以上置くことができなくなったため、市は今月13日に施設を再開させて焼却することを決めました。焼却は草木を一般ごみに混ぜて少しずつ行うことにしていますが、焼却灰を置くスペースに限りがあるため、運転はおよそ45日間という一時的なものになる見通しです。このため、灰を保管するための鉄筋コンクリート製の建物を敷地内に設けることも検討しているということです。
柏市では、市内で出るごみの大半を、もう1つの焼却施設だけを使って処理する状態が続き、市は、「安定したごみ処理を進めていくために、灰の保管場所の確保を急ぎたい」としています。