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ザ・特集:沢田研二さんに会いに行く 「震災」「脱原発」への思い 自分の言葉で歌いたい(1/7ページ)

「こんな年齢になったから、ちゃんと言っていかないとね」とリラックスした様子で語る歌手の沢田研二さん=武市公孝撮影
「こんな年齢になったから、ちゃんと言っていかないとね」とリラックスした様子で語る歌手の沢田研二さん=武市公孝撮影

 骨のある生き方って何だろう--。東日本大震災後、時折そんなことを考える。あるコンサートに足を運んでから、歌手のジュリー、沢田研二さん(63)に聞いてみたくなった。今、何を考えていますか。【太田阿利佐】

 ◇売れなくなって考えた 何が一番大事なのか ちゃんと言わないと恥ずかしい

 ◇立ち直っていない人、きっと多い 「頑張らなくていい」「大丈夫」言い合える曲、作りたかった

 舞台には、黒いタキシードのジュリーが汗を光らせて立っていた。昨年12月23日、パシフィコ横浜・国立大ホールでのコンサート。ザ・タイガースのメンバー、瞳みのるさん、森本太郎さん、岸部一徳さんが加わったツアーで、若い頃より太ったジュリーは、おなかの肉をつまんで「あげるよー」とメンバーに投げつけるふりをしたりしながら、「僕のマリー」など代表曲を次々披露。会場の“元若者たち”もすごく楽しそうだ。

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毎日新聞 2012年3月8日 東京朝刊

 

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