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大江裕、パニック障害を告白!1年半ぶり新曲で復帰

スポーツ報知 3月8日(木)8時2分配信

大江裕、パニック障害を告白!1年半ぶり新曲で復帰
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パニック障害を乗り越え演歌界に復帰した大江裕はさらなる活躍を誓う
 長期療養中だった演歌歌手の大江裕(22)が、シングル「ふる里はいま…」で約1年半ぶりに復帰することになり7日、都内で会見した。大江はパニック障害を発症していたことを自ら告白。療養中は師匠の北島三郎(75)の付き人などをして過ごしていたという。北島の励ましも力に変え、念願のステージ復帰に「新人に戻ったつもりで頑張りたい」と力を込めた。

 素朴なキャラクターから「のろま大将」のニックネームで親しまれてきた大江が、演歌界に帰ってきた。「今はもうウキウキです。やっとここまでこれたというホッとした気持ちと、ここから始まるんだなという感じもします」と屈託のない笑顔を見せた。

 突然の病だった。10年11月、コンサート中にいきなり胸が苦しくなった。「1曲目を歌ったところで、舞台の上でドキドキして過呼吸になって…。苦しくて救急車で運ばれました」。身体には異常がなく、医師から「パニック障害」と診断された。「最初は外もひとりで歩けないぐらいでした。ずっと家から出たくなくて…」と、大好きな歌から離れざるを得なかった。

 それでも、再び立ち上がることができたのは北島をはじめとする周囲の支えのおかげだった。大江は「北島先生に『すみません』と謝ったら、『ゆっくりでいいんだよ』とやさしく僕の頭をさすってくれた」と当時を振り返る。昨年は所属事務所で電話番をしたり、北島の付き人としてカバン持ちやお茶を入れたりと、仕事をこなしていくなかで少しずつ情熱を取り戻していった。

 復帰曲「ふる里はいま…」は北島が大江のために書き下ろしたもの。「先生はレコーディングにも来てくださって、歌も教えてくれて、逆に緊張しました」。当初は全く声が出なかったというが、練習に練習を重ねて再び美声を取り戻した。

 現在も通院中だというが、明るい笑顔も戻った。「不安はまだありますが、勉強させていただきながら歩んでいければ。ファンの方に早く会いたい? さようでございますね〜」と“のろま節”も健在。今後の予定は調整中だというが、コンサートでファンと再会できる日も近そうだ。

 ◆パニック障害 突然、動悸(どうき)や胸が痛くなるなどの発作が出る。体が震え、手足のしびれ、吐き気などを伴うことも。発作を恐れる「予期不安」が生じることでさらに重症化する。電車や飛行機、エレベーターなどの「広場恐怖」を感じることが増え、引きこもり、うつ病につながることも。20〜40歳代での発症が多く、日本では100人に3人はパニック症状を持つと言われている。

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最終更新:3月8日(木)8時4分

スポーツ報知

 

大江裕

歌手・アーティスト 大江裕(オオエユタカ)
誕生日:1989年 11月16日
星座:さそり座
出身地:大阪
血液型:-

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