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3号機取水口 濃度がやや上昇

3月8日 21時34分

東京電力福島第一原子力発電所の3号機の取水口付近で、7日、採取された海水に含まれる放射性物質の濃度は、前の日に比べやや上昇しました。

福島第一原発の周辺では、東京電力が去年4月と5月に海水から高い濃度で放射性物質が検出された2号機と3号機の取水口付近などで海水の測定を行っています。
7日、2号機の取水口付近の海水から検出された放射性物質は、1cc当たりで、セシウム134が0.07ベクレル、セシウム137が0.099ベクレルで国の基準とほぼ同じ値でした。
また、3号機の取水口付近では、セシウム134が基準の6.5倍の0.39ベクレル、セシウム137が5.8倍の0.52ベクレル検出されました。
前の日に比べ2号機付近では大きな変化はありませんでしたが、3号機付近でやや上昇しました。
一方、7日、福島第一原発周辺の沿岸2か所で行った調査では、原発から南におよそ16キロの付近で放射性セシウムが検出されましたが、基準を大幅に下回りました。