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神戸 東日本大震災から学ぶ

3月8日 16時8分

神戸 東日本大震災から学ぶ
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東日本大震災を受けて、神戸市は被災地を支援する大切さなどを盛り込んだ防災学習用の教材を作り、市内の小学校で8日、この教材を使った授業が行われました。

神戸市では、17年前の阪神・淡路大震災のあとに生まれた子どもたちに、当時の被災状況や命の大切さを伝える授業を行っていて、東日本大震災を受けて、新たに津波への備えや被災地支援の大切さなどを盛り込んだ防災学習用の教材を作成しました。
8日は、阪神・淡路大震災で児童1人が亡くなり、当時、避難所にもなった神戸市兵庫区の水木小学校で、この教材を使った授業が行われました。
4年生のクラスで行われた授業では、神戸市の子どもたちが津波で流された写真の泥を取り除いて修復する活動の様子を紹介したプリントが配られました。
そして、担任の教師が写真を修復する支援活動がなぜ大切だと思うかと問いかけると、子どもたちは「思い出は大切で、同じ写真は二度と撮れないから」とか、「津波で亡くなった人の写真が残っていたら大事だから」などと答えていました。
女子児童の1人は「阪神・淡路大震災が起きたとき、私は生まれていませんが、東北では同じ年の子どもたちが被災したので、頑張ってもらえるよう神戸から何か支援したいです」と話していました。